広告系から、はじまる。(広告系総会)
「広告会社が衰退したのは、コミュニケーションやプロモーションの需要が減ったためではない。需要は依然として増え続けている。
広告が危機に見舞われているのは、広告以外の手段(ネットやモバイル)に顧客を奪われたからではなく、広告会社自体がそうした需要を満たすことを放棄したからだ。
広告業に欠けているものは、成長のチャンスではなく、広告をここまで大きくした、創造力と大胆さだ。」
48年も前にマーケティングの生みの親 T・レビットが語った言葉を現代風に置き換えると、こうなる。彼は続ける--
「実は成長産業といったものは存在しない、と私は確信する。成長のチャンスを創り出し、それに投資できるよう組織を整え、適切に経営できる企業だけが成長できるのだ。」
広告業はかつて成長産業で、今はネット広告業が成長産業といわれる。しかし成長産業など存在しない。そこには「広告」であることに固執せず、市場と顧客の声に応えることを放棄せず、ひたすらに食らいついたツワモノドモがいるだけである。
「広告系」総会に参加させてもらって、そんな実感を新たにした。
ところで、SEMや強いYahooの広告で成長してきた「ネット広告会社」は、150%の市場成長の波に乗って上場した一次創業期から、次のステップに駆け上がるためのポートフォリオが組めていないと思う。
レビットはこうも語っている。「成長の真っただなかにいると思われている産業が、実は成長を止めてしまっていることもある。原因は市場の飽和ではない。経営の失敗だ。製品を中心に発想して事業の定義を見誤り、顧客を他へ追いやってしまったのだ。」
才気溢れる「広告系」が「ネット系」から脱皮するとき、新しいパラダイムを迎えられそうだ。
Special Thanks
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