TIME誌、今年の人は「あなた」
「世界の歴史は偉人の歴史」といわれる。しかし2006年はこの常識を変えつつある。
確かに今年は、歴史に綴られるような暗い出来事がいくつもあった。中東の対立激化、スーダンの戦争、北朝鮮とイランの核武装。
地球温暖化対策はおざなりのままで、ソニーはプレステ3を十分に作らなかった。
しかし違うメガネで今年を見ると、もう一つの物語が見える。それはWWWが可能にした、従来と全く異なるコミュニティとコラボレーションの誕生だ。
ナレッジの宝庫のWikipedia、100万人の個人放送局YouTube、オンラインの大都市MySpaceなど。何百万人の小さな貢献をまとめ、社会を揺るがす大きな成果に変えている。
少数の人の手に握られていた力は無数の人々のものとなり、無償の奉仕で互いを助け合いながら世界を確実に変えている。のみならず、世界が変わる方法すら変えつつある。
Web2.0という呼び方はソフトウェアのアップグレードのようだが、まぎれもなく真の革命である。
よってTIME誌は、2006年のPerson of the yearに、この歴史を作っている「あなた」を選定した。
60億もの人が一つの星に共存・共栄するためのロードマップは、まだ示されていない。しかし今年、私たちはある重要なアイディアを得たのだ。
国際的な相互理解と共栄を築くための大きなチャンスが訪れている。しかしそれは、政治家と政治家の理解ではない。60億の市民、人と人の理解だ。
(以上要旨)
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